北海道の地価情報
■ 人口減少中なのに、地価が急騰しているエリアがある不思議
北海道の人口は2024年10月時点で約504万3千人(総務省「人口推計」)。
1997年のピーク(約570万人)からすでに約66万人が減っており、27年連続のマイナスが続いています。
高齢化率は33%を超え、歌志内市や夕張市では65歳以上が人口の半数を超えるほどです。
「じゃあ土地の価値も下がる一方では?」と思われるかもしれませんが、実はそう単純ではありません。
2026年の公示地価(国土交通省)を見ると、エリアによって動きがまったく逆方向になっているんです。
★上昇トップエリア(2026年公示地価)
・札幌市中央区 平均地価は道内トップの約84万7,000円(前年比+5.6%)
・倶知安町 ニセコ・外国人富裕層の需要が集中
・千歳市 ラピダス半導体工場の進出が追い風
・恵庭市 札幌近郊ベッドタウン需要が流入
・北広島市 エスコンフィールド周辺の再開発効果
人口が減っても、「なぜそこへ人が集まるか」の理由があるエリアでは地価はむしろ上がります。
産業・観光・開発——その理由が何かによって、駐車場需要の中身もガラリと変わってきます。
■ 北海道の駐車場市場は「観光型」と「産業型」の二刀流
北海道は圧倒的な車社会です。公共交通が限られているため、観光客も地元住民も車が基本。
それが、道内各地で根強い駐車場需要を生み出しています。
【観光型・インバウンド需要が強いエリア】
ニセコ・倶知安エリアは、冬のスキーシーズンを中心に世界中の富裕層が集まる、国内有数のインバウンドスポットです。
繁忙期には周辺駐車場混雑が課題となっており、倶知安町では公共駐車場の再整備プロジェクトが進められています。
富良野・美瑛エリアは、住宅地の公示地価で富良野市が2024年、2025年と2年連続全国1位、2026年でも全国2位と高い上昇傾向が続いています。
外国人富裕層の別荘・コンドミニアム需要が増えており、観光シーズンにはオーバーツーリズムが話題になるほど来訪者が増えています。
周辺に土地をお持ちの方には、今がチャンスかもしれません。
小樽市は、JR小樽駅・小樽運河エリアへのインバウンド集中が年々強まっており、観光シーズンには駐車場が確保しにくい状況です。
2030年度末に開業予定の北海道新幹線新小樽駅(仮称)による今後の交通環境の変化にも注目が集まっています(小樽市)。
【産業・都市型の安定した需要があるエリア】
千歳市はラピダス(次世代半導体)工場の進出で関連企業・作業員の流入が続いており、月極駐車場を含む土地需要の拡大も期待できます。
北広島市のFビレッジ(エスコンフィールド)周辺は、野球シーズンのイベント日に駐車場不足や周辺道路の混雑が指摘されています。
なお、札幌市内の主要幹線(市道西5丁目樽川通・国道5号など)やJR札幌駅周辺は、駐車監視員の巡回が多く、周辺コインパーキングへの需要が発生しやすい環境です。
北海道を訪れる訪日外国人はコロナ禍で大きく落ち込んだ後、2025年に約300万人台まで回復しており、一人当たりの消費額は約15万円と全国2位(東京に次ぐ)の高水準(国土交通省)。
観光地周辺の土地は、シーズン中に安定した収益が見込める場所になり得ます。
■ 「相続した土地、放っておいたら税金が6倍に」というケースが現実に
「実家の土地、どうするか決められないまま数年経ってしまった…」という方は、今すぐ少し立ち止まって確認してみてください。
2024年4月から、相続登記が法律で義務付けられました(法務省・不動産登記法改正)。
相続を知った日から3年以内に登記申請が必要で、怠ると10万円以下の過料が課される可能性があります。
2024年4月より前の相続については2027年3月31日まで猶予期間が設けられています。
未登記の土地がある場合は、早めに確認しておくと安心です。
加えて、空き家の放置リスクも年々大きくなっています。
2023年12月に施行された改正空家法(国土交通省)では、「管理不全空家」として行政から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例が解除され、税額が最大6倍に跳ね上がる可能性があります。
「使っていない土地の固定資産税を払い続けている」という方にとって、駐車場経営は建物不要・初期費用を抑えながら月々の税負担をカバーできる、身近な選択肢のひとつです。
■ 「この土地、何かできないかな」と思ったら——まず複数社に聞いてみるのが近道です
北海道の不動産市場は、人口減少が進む一方で、インバウンド増加・半導体産業の集積・大型再開発と、いくつもの変化が同時に進んでいます。
「土地はあるけど何もしていない」という状況は、今後もったいないことになりかねません。
時間貸し・月極駐車場は、建物を建てなくていいぶん初期費用が低く、状況が変わっても転用しやすいのが魅力です。
特に観光地の周辺や、開発が進む都市エリア、交通量の多い幹線道路沿いの土地は、今が動きどきかもしれません。
「うちの土地、駐車場に向いているの?」そんな素朴な疑問も、複数の駐車場運営会社にまとめて問い合わせることで、答えが見いだせるでしょう。
ぜひ一括問い合わせから、最初の一歩を踏み出してみてください。