人口減少が続く和歌山県
■ 地価は下落基調でも、観光地だけは別の話
和歌山県の人口は2024年10月1日時点で約89万人、人口減少ペースは全国的にも厳しい水準にあります(総務省「人口推計」)。
2026年公示地価では県全体の全用途平均変動率が▲0.4%となりました。
35年連続で下落している中、ほぼ横ばいまで改善してきましたが、全体としては依然として厳しい状況です。
ただ、観光面では確かな変化が起きています。
世界遺産・熊野古道(那智勝浦・本宮・新宮)と白浜温泉は、外国人観光客から高い人気を集めており、観光客数も増加傾向にあります。
★注目エリア(2026年公示地価)
和歌山市 商業地+0.8% 県庁所在地として底堅い需要
田辺市・新宮市・那智勝浦 熊野古道のインバウンド観光需要
白浜町 アドベンチャーワールド・温泉リゾートによる観光需要
岩出市 和歌山市のベッドタウンとして住宅需要が安定
■ 白浜と熊野古道——和歌山を代表する観光地の駐車場需要
白浜町は千畳敷・三段壁・白良浜の海水浴場に加え、世界最大級の動物テーマパーク「アドベンチャーワールド」を擁する観光地です。
年間を通じて国内外から観光客が訪れ、夏季やゴールデンウィーク・年末年始には周辺駐車場の混雑が見られます。
白浜周辺に土地をお持ちの方は、観光客向けの時間貸し駐車場として活用する余地があります。
那智勝浦町・新宮市・田辺市本宮地区は、世界遺産「熊野古道」を擁するエリアです。
スペインの巡礼路「カミーノ・デ・サンティアゴ」と姉妹提携した「熊野古道ジャパン・ヘリテージ」として国際的な知名度を高めてきました。
さらに2025年3月には、熊野那智大社と那智山青岸渡寺が米国誌『TIME』の「世界で最も素晴らしい場所2025」に選出され、外国人観光客からの注目が高まっています。
車でのアクセスが基本となる地域のため、観光シーズンを中心に駐車場需要が見られます。
和歌山市中心部(和歌山駅周辺・ぶらくり丁商店街)は商業地の底堅い需要が続いており、月極・時間貸しともに需要が見込めます。
岩出市は和歌山市のベッドタウンとして住宅需要が安定しており、立地によって月極駐車場ニーズが見られます。
2023年12月施行の改正空家法(国土交通省)では管理不全空家として勧告を受けると固定資産税の住宅用地特例が解除され、税額が最大6倍になるリスクがあり、2024年4月施行の相続登記義務化(法務省)では3年以内の登記が義務となりました。
土地を相続した方は、早めの対応が必要です。
「和歌山の土地を駐車場として活用したい」という方は、まずは複数の駐車場運営会社に一括問い合わせで相談してみてください。