再開発により、駐車場需要が見込める埼玉
■ 東京都に近い県南部エリアが地価上昇をけん引
2026年公示地価では、埼玉県は全用途平均で前年比+2.3%と上昇を維持していますが、首都圏4都県の中では上昇幅がやや小さい水準にあります。
ただし県内を細かく見ると、東京都に隣接する県南部エリアでは上昇が目立っており、県内の地価上昇をけん引しています。
市区町村別上昇率では、戸田市(+6.2%)が埼玉県内トップ、以下に蕨市・川口市が続いています。
この上位3市はいずれも東京都との境界に近い南部エリアで、都内まで約30分圏内というアクセス良好な住宅地として人口が集まっており、居住者向けの駐車場需要が見られます。
★注目エリア(2026年公示地価)
戸田市 変動率 +6.1%(埼玉県内1位)
蕨市 全国最小面積市として人口密度が非常に高い
川口市 東京都23区に隣接・再開発が進む川口駅周辺が上昇をけん引
さいたま市大宮区 新幹線・多路線のターミナル駅で商業地が集積
さいたま市浦和区 県庁所在地・行政機関が集積
■ 川口・大宮・浦和——埼玉の駐車場需要3大エリアの特性
【川口市エリア】
東京都北区や足立区と接する川口市は、近年のマンション建設ラッシュで人口が増加している県内有数の都市です。
川口駅周辺の再開発が進行中で、時間貸し・月極の双方でさらなる駐車場需要が期待できます。
【大宮エリア】
JR東北・上越・北陸新幹線・複数の在来線が乗り入れる「埼玉の玄関口」として、商業・医療機関の集積地です。
大宮駅周辺はファッションビルやオフィスビル、商店街が立ち並ぶ県下最大の商業地で、幹線道路の駐車禁止区間も多いため、周辺コインパーキングが混雑しやすいエリアです。
RB大宮アルディージャのホームスタジアム(NACK5スタジアム大宮)や大型コンベンション施設「さいたまスーパーアリーナ」周辺は、イベント開催日に周辺駐車場が混雑します。
【浦和エリア】
さいたま市浦和区は県庁所在地として行政・司法の集積地です。
浦和駅にはコルソ・伊勢丹などの大型商業施設があり、立地によって月極・時間貸しの両方の活用が検討できるエリアです。
浦和駒場スタジアムでは、Jリーグの試合日に周辺駐車場が混雑します。
■ 相続登記義務化・改正空家法への対応も忘れずに
2024年4月施行の相続登記義務化(法務省)では3年以内の登記が義務で、怠ると10万円以下の過料が科される可能性があります。
2023年12月施行の改正空家法(国土交通省)では管理不全空家として勧告を受けると固定資産税の住宅用地特例が解除され、税額が最大6倍になるリスクもあります。
空き家や土地を相続した方は、早めに管理や活用の方法を検討しましょう。
「子どもが独立して広い駐車場が必要なくなった」「更地になっている土地がある」という方は、時間貸しや月極駐車場として活用できる可能性があります。
まずは複数の駐車場運営会社への一括問い合わせで、土地の活用可能性を早めに確かめてみてください。